狭心症が起きやすい季節

2019年10月01日
OKサインを出す男性

狭心症というのは、心臓の冠動脈が細くなってしまい、心臓の血流が不足することによって起きる病気です。
一般的には、心臓が活発に活動する運動時、その他運動とはいえないまでも、例えば坂道を上ったり急いで歩くときなど、心臓に負担がかかるようなことをしたときに、突然に胸の強い痛みにおそわれることがあります。
ただし、こうした心臓に負担をかけるような行為を止めれば、この痛みもしぜんと治まるというのも狭心症の特徴です。

狭心症には、実は症状が起きやすい季節というのも知られており、冬の寒い日などが典型的といわれています。
これは、家の中のような暖房の効いた場所から、急に外の寒い場所に出たときに、一気に血管が収縮するために血圧が高まり、心臓に負担がかかってしまうためです。
ただし、狭心症があまりにも進行してしまうと、季節などにかかわりなく、いつも心臓に負担をかける行動には注意しなければならず、そのためにニトログリセリンの舌下錠のような、緊急に発作を抑える効果のある医薬品を常用することになります。

ED治療薬のバイアグラや、そのジェネリック医薬品の成分として知られているシルデナフィルは、実はもとは狭心症の治療薬として開発されていたものです。
臨床試験の段階ではシルデナフィルに狭心症治療のための顕著な効果はなかったもの、EDが解消されるという別の効果が発見されたため、現在のようにED治療薬として普及するようになったのです。

なお、シルデナフィルと狭心症の治療薬を併用することは、こうした経緯からもすべきではないとされています。
両者の併用によって、急激に体内の血圧が下がってしまい、意識がなくなってしまうなどの大きな危険があるためです。